非接触でクリーンな加熱が可能な、近赤外線加熱をご紹介いたします。
波長0.8μmから1000μmの電磁波を総称して赤外線と呼び、熱源の温度によって照射される赤外線の波長が変わります。
熱源から放射される電磁波(赤外線)によって、被加熱物に熱エネルギーが伝達される加 熱で、輻射加熱と呼びます。
例えば、太陽光による加熱の場合、陽向は暖かく日蔭は寒く感じるが、これは気温差に よって感じるのではなく、太陽からの電磁波(赤外線)による輻射加熱の影響です。
ハイベックの近赤外線ヒートビーム・QIRハロゲンヒーターは、この輻射加熱を応用した加熱機器で、熱源には可視光線に近い近赤外線を放射する、熱源温度の高い(2000°C以上)ハロゲンランプを用いています。
ハロゲンランプには、熱源温度の高さの他、フィラメント(発熱部)が石英管に封止されているため、気流等の外乱の影響を受けにくく、立ち上がり・立ち下がりを秒単位の速さで行える利点があります。
ハロゲンランプを用いる、近赤外線加熱には次のメリットがあります。