
熱は一体、どのように対象物に伝わっていくのでしょうか?
熱の伝わり方について知っておくと、赤外線加熱への理解がぐっと深まります。
伝 導
熱を持っている物体が接触した時に、
その接触面から熱が伝わる現象です。
アツアツの鍋は素手でさわれません。
対 流
空気が動くことで、熱が伝わる現象。
エアコンによる冷暖房は、あたためら
れた(冷やされた)風が人に熱を
伝えます。
輻 射
熱が電磁波の形で物体から物体へ伝え
られる現象です。日が当たっていると
温かいですが、当たらなくなると寒く
なってしまいます。
赤外線は輻射になります。
その赤外線を利用した赤外線ヒータは、発熱体(抵抗)へ電流を流し、数100℃~数1000℃に発熱させることで、多くの赤外線を放射させ加熱することを目的とした製品です。
赤外線には、電磁波のピーク波長によって、近赤外線・
中赤外線・遠赤外線の3種類に分けられます。
この3種類の代表的製品として、近赤外線ハロゲンヒータと中赤外線カンタルヒータ・
遠赤外線セラミックヒータの
性能比較一覧表がこちらです。
各赤外線のメリット・デメリットについて、項目別に◎・〇・△・✖
の4段階で評価しました。
| 近赤外線 ハロゲンヒータ |
||
|---|---|---|
| 寿命 | △ | |
| 熱源立上り/立下り時間 ※1 | ◎ | |
| 制御応答性 ※2 | ◎ | |
| 熱源温度 ※3 | ◎ | |
| 被加熱物温度到達速さ | ◎ | |
| クリーン度 | ◎ | |
| 省スペース | ◎ | |
| 耐熱衝撃性(水漏れ)※4 | ◎ | |
| 熱源温度管理 | × |
| 中赤外線 カンタルヒータ |
|
|---|---|
| 寿命 | ○ |
| 熱源立上り/立下り時間 ※1 | ○ |
| 制御応答性 ※2 | ○ |
| 熱源温度 ※3 | ○ |
| 被加熱物温度到達速さ | ○ |
| クリーン度 | ○ |
| 省スペース | ○ |
| 耐熱衝撃性(水漏れ)※4 | △ |
| 熱源温度管理 | × |
| 遠赤外線 セラミックヒータ |
|
|---|---|
| 寿命 | ◎ |
| 熱源立上り/立下り時間 ※1 | △ |
| 制御応答性 ※2 | △ |
| 熱源温度 ※3 | △ |
| 被加熱物温度到達速さ | △ |
| クリーン度 | ○ |
| 省スペース | △ |
| 耐熱衝撃性(水漏れ)※4 | × |
| 熱源温度管理 | ◎ |
補足説明
※1 スイッチONから発熱するまでの時間/スイッチOFF後 熱源温度の降下時間
※2 出力量変化時の温度変化の速さ
※3 近赤外線ヒータ2000~3000℃ 中赤外線ヒータ800~900℃ 遠赤外線ヒータ500~700℃
※4 急激な温度変化にも破損しない強さ
赤外線加熱にご興味を持たれた方は、下記より「赤外線マメ知識」をダウンロード出来ますので、是非ご覧ください。
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